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新型コロナ、心にもダメージ 経済困窮や孤立、不安 「沖縄いのちの電話」に相談急増

2020年5月16日 06:00

 自死の悩みを受け止める「沖縄いのちの電話」に、新型コロナウイルス感染症の影響による経済困窮や孤立、不安などで追い詰められる人たちの相談が急増している。3月5人だったが、4月に27人、5月は10日時点で19人に上る。沖縄県は14日までに、新型コロナに起因する心の問題は多様化、深刻化するとみて、緊急対策として電話相談の専用回線新設を決めた。

(イメージ写真)フリー写真素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)

新型コロナに関するこころの相談窓口

新型コロナウイルスに関連した沖縄いのちの電話への相談人数

(イメージ写真)フリー写真素材ぱくたそ(www.pakutaso.com) 新型コロナに関するこころの相談窓口 新型コロナウイルスに関連した沖縄いのちの電話への相談人数

 いのちの電話に相談を寄せた10日時点の計51人のうち、明確に自死の意向を訴えたのは5人。年代は50代が最多14人、40代13人、60代7人と中高年が大半だった。平時は女性からの相談が多いが、新型コロナ関連の相談では男性が約6割を占めた。

 最も目立ったのは、収入減で先行きが見えないとする相談で「店に客が来ず生活苦で死ぬしかない」「出勤できず収入がない」など。感染防止で精神科の通院を控え「うつがひどくなり死にたい」、他に「自粛、自粛で外出できず気がめいる」などがあった。

 電話相談は、感染対策で4月からボランティアスタッフを2人から1人に、電話も1回線に減らしている。そのため月の相談総数は500件前後から増やせない状況だ。

 一方、心の問題は感染拡大などの危機が一息つく段階で表面化しやすい。渡久山朝裕事務局長は「本当の出番はもう少し先かもしれない」とさらなる相談増を懸念している。

 県公認心理師協会も4月末に対策本部を発足、特に専門的ケアが必要な感染当事者や家族、医療従事者に寄り添う体制をまず整備する。平安良次会長は「経済が不安定になると自死は増える傾向だ。中長期的な心のケアが必要で、感染拡大の局面に応じ支援の在り方を模索したい」と話した。(社会部・篠原知恵)

 
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