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沖縄慰霊の日式典 ことしは縮小開催 新型コロナ対策で 玉城知事「それぞれの場所で平和を誓って」

2020年5月15日 11:39

 沖縄県の玉城デニー知事は15日午前の定例記者会見で、6月23日の「慰霊の日」に予定する沖縄全戦没者追悼式について、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため規模を大幅に縮小し、糸満市平和祈念公園内の国立沖縄戦没者墓苑で開催する方針を正式に表明した。感染拡大を防ぐため「遺族をはじめ関係者のみなさまには大変心苦しいが、当日はそれぞれの場所でご家族やご友人とともに戦没者を追悼し、平和を誓う日として下さいますようお願いしたい」と述べた。

(資料写真)糸満市摩文仁の「平和の火」

 6月23日(火)の式典は午前11時55分から予定し、県知事や県議会議長、県遺族連合会会長ら県内16人のみの参列とする。式典の模様はテレビで生中継するという。

 玉城知事は「戦後75年にあたることから、戦没者の方々に思いをはせ、節目の年にふさわしい式典開催を予定していたが、感染拡大防止と、参列者のみなさまの健康・安全面を第一に考慮した」と理解を求めた。

 また、式典への招待を検討していた国連事務総長ら国連関係者に対して、式典に合わせメッセージを寄せてもらうよう調整していることも明かした。「戦争の歴史が風化してしまわないよう、県として取り組むべきことは取り組んでいく」と述べた。

 県民の「平和の礎」への参拝については自粛を求めず、密閉・密集・密接の「3密」を避けることなどを呼び掛ける考えという。

 県内の児童・生徒による「平和の詩(し)」の朗読については、臨時休校の影響で募集期間を約1か月遅らせているとし「選考委員会などの日程が非常にタイトになる。(朗読できるか)検討を進めている」と述べるにとどめた。

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