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手数料ゼロ UberEatsより最強かも? 心繋ぐカードも秘策 那覇の商店街が18日スタートする挑戦

2020年5月16日 05:00

 新型コロナウイルスで客足が遠のいた那覇の飲食店を支えようと、那覇の中心商店街の町おこしに取り組む那覇市場振興会は18日からデリバリー事業を始める。2カ月間の期間限定。振興会の新里俊一理事長は「飲食店を中心に栄えてきた那覇の商店街を俺たちで盛り上げたい」と意気込んでいる。(デジタル部・比嘉桃乃)

マチグヮー出前deゆいまーるのロゴ

◇店も家計も助ける“手数料ゼロ円”

 事業名は「マチグヮー出前deゆいまーる」。那覇の中心商店街に店を構える居酒屋やバー、食堂、菓子店約20店舗(15日時点)のメニューを届ける。客からのオーダーを受けた店舗が振興会に配達を依頼し、客が指定する場所まで届けて料金を回収する仕組みだ。東京を中心に利用者の多いデリバリーサービス「UberEats」とは違い、店や客が負担する手数料は"ゼロ円"。那覇市内であればどこでも届けるという。 

那覇市場振興会が配達する店舗のメニュー。弁当やパン、サンドイッチ、クラフトビールなどを届ける。

 取り組みは那覇市が始めた「商店街新型コロナウイルス感染症対策支援事業」の補助金交付を受けている。配達は振興会メンバーら7人体制で担う。新型コロナウイルスへの感染を防ぐため、配達スタッフはフェースシールドを着用。アルコールスプレーをこまめに使用し、感染予防を徹底する。利用できる時間帯は午前11時から午後8時まで。

◇「ありがとうカード」でアフターコロナを乗り切る

 振興会は新型コロナウイルスが収束した後には再び商店街の活気を取り戻したいとアフターコロナ策も考案した。利用した人にはデリバリー1回につき、「ありがとうカード」を配布。「マチグヮー出前deゆいまーる」のロゴを掲げる店を直接利用する際にサービスが受けられる仕組みだ。

マチグヮー出前deゆいまーるの仕組み(沖縄タイムス制作)

 配達を担う振興会メンバーの一人で「恵比寿珈琲」の運営も担当するチェ・ソンウさんは「周辺店舗の人からは『もう限界だ』という声も聞こえ始めている。出前を利用することでいろんなお店を知るきっかけになってもらえれば。収束したらまた商店街を訪れてほしい」と呼びかけた。
 

「マチグヮー出前deゆいまーる」のスタートに向けて準備を進める(手前から)チェ・ソンウさん、新里俊一理事長=15日、那覇市内

 現在、振興会は「マチグヮー出前deゆいまーる」専用サイトの立ち上げに向けて動いており、17日にも公開する。サイトには登録店舗のメニュー情報を掲載する。

 新里理事長は商店街には昔ながらの生地屋や土産品店などもあるとし、「食べ物に限らず要望があれば商品を届けたい」と話している。利用に関する問い合わせは「那覇市場振興会」のfacebookアカウント等で受け付けている。

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