沖縄タイムス+プラス ニュース

沖縄の抗体検査 実施6月にずれ込む 検体数の増加検討 研究精度高める

2020年5月19日 09:39

 沖縄県が5月中の開始を目指していた独自の新型コロナウイルス抗体検査の実施が6月上旬にずれ込むことが18日、分かった。当初、検体を1回の検査で2千件採取する方針としていたが、総数を増やすことを検討していることが理由。今後、検体の採取(採血)を担う本島北中南部、宮古、八重山の5県立病院の倫理審査委員会の承認を経て実施となる。分析結果は今夏に出る見通し。

新型コロナウイルス感染歴を調べる抗体検査キット(藤田医大提供)

 抗体検査は、血液中の抗体の有無を調べることで、その人が過去に新型コロナに感染したことがあるかどうかが分かる。

 県科学技術振興課によると、検査に携わる感染症の専門家チームから、抗体検査は感染予防のため、結果を県民に還元するものであり、検体の総数や検査手法などを定める研究計画の精度をより高める必要があるとの意見があったという。

 今週中に専門家チームが研究計画を出す見込みで、それを踏まえて県は、検体の総数や各病院で採取する件数を決める方針。

 抗体検査は6月に1回目を行い、その後の第2波、第3波が収まった段階と合わせて計3回を想定している。各県立病院を受診した新型コロナ以外の患者から検体を採取し、沖縄科学技術大学院大学(OIST)で2~3週間かけて検査。感染症専門医らでつくるチームが結果を分析する。

連載・コラム
きょうのお天気