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コロナ疲れ 家庭に打撃 休業・休校の長期化 子ども、保護者にもストレスに

2020年5月19日 17:00

 世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症。沖縄タイムスなどが実施した県民アンケートでは、新型ウイルスへの恐れや長期にわたる休業・休校が、県内の子育て世帯にも深刻な打撃を与えている状況が浮き彫りとなった。インターネットを通して、小中高生と保護者合わせて約7400人が回答。暮らしを維持できないとの切迫した訴え、学校再開を待ちわびる声とともに、学習の遅れや友達との関係構築に不安を抱く子どもたちの思いも届いた。調査結果の詳細や、関わった研究者の論考を紹介する。

アンケートの結果はこちらから

自由記述から抜粋

■子ども

【休校中の困り事】 友だちと会えない

 休校や外出自粛による困り事について尋ねたところ(複数回答)、小学生は「友だちと会えない」(72.8%)、「外出したり遊んだりできない」(65.8%)との答えが多く、友達との交流や外遊びの制限にストレスを感じている様子だった。自身のイライラや家族のイライラが多くなったという回答も中・高校生より目立った。

 

 中学生は「友だちと会えない」「就寝・起床時間が遅くなった」との回答が同率の63.2%で最も高く、勉強の遅れや運動ができないことを困り事とした割合が小学生や高校生と比べて顕著だった。

 高校生は友達との関わりやイライラの割合が小・中学生より低い一方で、「卒業後の進路」(36.3%)、「アルバイトができない」(21.9%)、「父や母の仕事が少なくなった」(12.9%)は高く、自分の将来や経済的不安を抱えている状況がうかがえる。

通常なら子どもたちの声でにぎやかなはずの小学校1年生の教室

【勉強での困り事】 気持ちが乗らない

 休校中、勉強での困り事を聞くと「勉強する気持ちになれない」が小中高生いずれも50%を超えた。目標が定まらず、学習意欲が下がっている状況が浮かぶ。

 高校生は「家で勉強できない」「家以外で勉強できる所(塾や図書館など)が閉まっている」「学校からの宿題を教えてくれる人がいない」の割合が小・中学生より高く、外出自粛中の家庭学習により難しさを感じているようだ。

 中学生も「宿題が難しい」との回答が36.5%あり、学習の遅れに不安を抱いている。「家にインターネットやパソコンがなく、ウェブ教材が使えない」は回答者全体の5.6%と低かった。

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