けたたましい緊急地震速報のアラームで、跳び起きた。ステイホーム週間の6日午前2時前、首都圏で最大震度4の地震が発生した

▼都内で感じた揺れはそれほど大きくなかったが、4日夜に続く連夜の地震に、SNS上には「今、南海トラフ地震が起きたら…」など不安の書き込みもあった

▼新型コロナウイルスの感染拡大の中、防災関連の58学会で構成する防災学術連携体は「感染症と自然災害の複合災害に備えて下さい」と緊急メッセージを発表した。オーバーシュート(爆発的患者急増)の可能性が高いからだ

▼災害時の避難所では密閉、密集、密接の「3密」状態が懸念される。阪神・淡路大震災では避難所でインフルエンザが流行し、肺炎で亡くなる人も多かった。メッセージは「感染リスクを考慮した避難」を訴えている

▼行政、企業、地域もコロナ対応に追われているが、災害は社会状況に関係なく襲う。避難者間のスペース確保のための避難所増設、マスクや消毒液などの備蓄、ボランティアの安全マニュアルなどの準備も必要だ

▼沖縄地方は梅雨入りし、台風シーズンもこれから。各家庭でも、親戚や知人宅への自主避難先の確認、食料や水などを備蓄しておく自宅避難の可能性も含めて、防災についていま一度考えておきたい。どんな時も備えを怠るわけにはいかない。(吉川毅)