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西武・山川「これまでの努力は忘れないで」 無念の球児を思いやる

2020年5月21日 14:10

 「これまでの努力は忘れないで」「練習の日々は財産」-。夏の甲子園が中止となったことを受け、沖縄から甲子園を目指して高校野球に汗を流したプロやアマの選手らは現役球児の悔しい心中をおもんばかった。一方、3年生の集大成の場として県独自の大会開催を求める声も上がった。

山川穂高

神里和毅

宮城大弥

山川穂高 神里和毅 宮城大弥

■球児を応援

 2年連続パ・リーグ本塁打王で西武の山川穂高は、中部商業で甲子園を目指した。「忘れないでほしいのはこれまでの努力や仲間と過ごした時間。高校時代で成長できたことをもっともっと伸ばして夢を広げて」と激励。

 県内全ての球児を応援しているとし、「きっと皆さんは『甲子園を目指すために必要な努力』は達成している。自信を持ってこれからの人生に大きく生かしてほしい」と望んだ。

■独自大会を

 3年の夏に糸満から甲子園へ出場したDeNAの神里和毅は「甲子園という場所は高校球児にとって夢の場所であり、常に目標としている場所」と残念がった。一方で「3年間みんなで練習してきた日々は財産だと思う。将来のために前を向いて」と励ました。

 興南で夏の甲子園のマウンドを2度経験したものの、3年時は県大会決勝で涙をのんだオリックスの宮城大弥。「3年生の気持ちを考えると、簡単にはコメントできない。高野連の方々もいっぱい悩んで、たくさん考えた結果だと思う」とコメント。県高野連には「少しでも試合のできる環境が整ってくれたらと思う」と独自の大会開催を求めた。

■前を向いて

 過去に夏の甲子園を沸かせ、現在は社会人野球の沖縄電力でプレーする選手たちも“後輩”たちを気に掛けた。

 2010年に春夏連覇した興南で捕手だった山川大輔は「この状況では仕方ないが、率直に言って残念な気持ちだと思う。甲子園は野球を始めた幼い頃からの夢で憧れの場所。受け入れるのは難しいだろうが悔しい気持ちを忘れず、次のステージにつなげるために頑張って」とエールを送った。

 06年の夏の甲子園で八重山商工旋風を巻き起こした金城長靖は「今は気持ちの整理がつかないと思う。時間はかかるかもしれないが、前を向いてほしい。新たな目標を目指し、今の自分と向きあって」と述べた。県高野連が模索する独自の大会については「真剣勝負の場をつくってほしい」と要望した。

 08年、浦添商業のエースとして4強入りに貢献し、現沖電マネジャーの伊波翔悟は「甲子園を目指した過程は今後の長い人生で生きる。これで台無しではない。3年生のために、何かしらの大会はぜひやってほしい」と語った。


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