沖縄県那覇市で毎年10月に開催されている「那覇大綱挽(ひき)」のことしの開催について、那覇大綱挽保存会(玉城正一会長)が中止を前提に検討していることが21日、分かった。今後、実行委を主管する保存会、那覇市、市観光協会、琉球放送の幹事会で各団体の意見を持ち寄り、幹事会としての意向を決定。6月に総会で実行委員長の城間幹子市長が正式に決定する見込み。複数の関係者が認めた。

昨年の那覇大綱挽=2019年10月13日

 関係者の一人は「コロナ禍で中止はやむを得ない。断腸の思いだが、リスクを背負って実施する必要はないとの判断に至った」と話した。保存会の中での決定は全会一致で、反対意見はなかったという。

 那覇大綱挽は毎年10月に開催され、ことし実施されれば50回目。全長200メートル、重さ40トンの綱を東西に分かれ引き合う、県内最大の綱引きで1995年にはギネスブックに「世界一のわら綱」と認定された。昨年は主催者発表で約27万人が参加した。(社会部・勝浦大輔)