那覇市具志のゲーム喫茶店で従業員の男女2人が死傷した強盗殺人事件で、沖縄県警特別捜査本部は26日、糸満市の土木作業員の男(49)を強盗殺人の疑いで逮捕した。店の常連客だったとみられ、おおむね容疑を認めているという。

(資料写真)パトカー

強盗殺人があった喫茶店裏口の鑑識作業をする県警=25日午前10時58分、那覇市具志

(資料写真)パトカー 強盗殺人があった喫茶店裏口の鑑識作業をする県警=25日午前10時58分、那覇市具志

 会見した捜査本部によると、事件後に逃走していた容疑者は26日午前9時前、豊見城署に出頭した。一方、25日時点で店周辺の防犯カメラの映像解析や現場鑑識の結果などから捜査線上に容疑者が浮上していたという。捜査本部は出頭後の供述の裏付けを進め、26日午後8時半ごろ逮捕状を執行した。

 犯行に使われたとみられる凶器は既に見つかり、押収されているとみられる。27日に那覇地検へ送検し、自宅などを家宅捜索をする予定。

 逮捕容疑は25日午前6時10分ごろ、喫茶店従業員の女性(47)に刃物のようなものを突き付けて金を要求し、首や腕などを切り付けて殺害した疑い。女性の死因は失血だった。

 同じく首を切り付けられた30代の男性従業員は現在も入院中だが、意識はあるという。

 署などによると、客として来店した容疑者は男性従業員に金を要求したが拒まれ、所持していた刃物で首を切り付けた。男性従業員は近くのコンビニに逃げ込み、110番通報。駆け付けた捜査員が店内で首から血を流して倒れている女性従業員を見つけた。

 容疑者は金を奪った後、自転車で立ち去ったとみられる。被害額は分かっていない。

 捜査本部は犯行動機のほか、逃走経路や潜伏先など一連の経緯を詳しく調べ、男性従業員にけがを負わせた容疑事実についても立件する方針。