北谷町の外貨両替所で2人組が現金約690万円を奪った強盗事件で、県警は26日、米軍が身柄拘束している陸軍1等兵(21)=嘉手納基地勤務=と空軍軍属(34)=同=を強盗と建造物侵入の容疑で那覇地検に書類送検した。

被害に遭った両替所に入る捜査関係者=12日、北谷町北谷

 県警によると、2人は任意聴取に対し容疑を認めている。2人の身柄は日米地位協定に基づき、日本側が起訴するまで米軍が拘束し、起訴後に日本側へ引き渡される。

 送検容疑は12日午後3時55分ごろ、北谷町北谷の両替所に侵入し、店内の従業員をナイフのようなもので脅し、約200万円と約4万6千ドル(約490万円)を奪って逃走した疑い。

 県警から協力要請を受けた米軍が、現場周辺の防犯カメラの映像などから2人を容疑者として特定し、身柄を拘束した。

 捜査関係者によると、県警はこれまで米軍に委託し、同基地内にある2人の自宅から、両替店から奪ったとみられる多額の現金のほか、逃走で使ったYナンバー車両を押収。2人を任意で調べていた。

 県警は2人の関係性や犯行の動機などについて「裁判で明らかになる」として言及を避けた。県警が米軍側に対し、起訴前の身柄引き渡しの要求をしたかどうかに関し「捜査手続きについては答えるのを差し控えたい」と明言していない。

 地位協定では、公務外の米軍人・軍属の犯罪で米軍側が先に容疑者を拘束した場合、日本側が起訴するまで米側が身柄を拘束すると規定している。