沖縄県北中城村安谷屋の高安玲依羅(れいら)さん(8)=北中城小3年=と来依哉(らいや)さん(6)=同小1年=がこのほど、「ヘアドネーション」を行った。髪を切るのは生まれて初めてという2人は緊張した面持ちだったが、「人助けができるなんてすごいね」と声を掛けられ、誇らしげな表情だった。

髪をカットした瞬間の高安来依哉さん(中央)と玲依羅さん(左)=18日、宜野湾市の美容室「dunno」

切った髪を手にする中村真彩さん(右)と津嘉山珠奈さん=23日、那覇市国場

髪をカットした瞬間の高安来依哉さん(中央)と玲依羅さん(左)=18日、宜野湾市の美容室「dunno」 切った髪を手にする中村真彩さん(右)と津嘉山珠奈さん=23日、那覇市国場

 きっかけは母の美鈴さん(33)の呼び掛け。SNSでヘアドネーションを知り「病気の子どもの助けになるんだって」と2人に話すと「そんなことができるんだ」と驚き決めたという。

 姉の玲依羅さんは、長い髪が大のお気に入り。実際にカットの予約を入れる時には、なかなか決心がつかなかったという。髪を切る前は不安そうな表情を浮かべ「寂しい気持ち」と話していたが、新しいヘアスタイルにうれしそうな表情を見せ「また伸ばして寄付したい」と話した。

 初めての散髪を楽しみにしていたという来依哉さんの髪には、美鈴さんがはさみを入れた。カットの瞬間、ぎゅっと目をつぶった来依哉さんは、髪を切られた自分の姿に「うわあ。赤ちゃんの時みたい」と声を上げて大笑い。カット後の髪形には「かっこいい。いいね」と何度も鏡を見て満足げだった。

 2人の髪はメディカル・ウィッグの活動に取り組む大阪市のNPO法人JHD&C(ジャーダック)に寄付される。