りゅうぎん総合研究所とおきぎん経済研究所は29日、4月の県内景況を発表した。新型コロナウイルス感染拡大による、観光客の減少や個人消費の減退などの影響を踏まえ、それぞれ「一段と後退」と下方修正した。下方修正はりゅうぎんが4カ月連続、おきぎんが5カ月連続。中でも、主要ホテルの稼働率は、両研究所とも調査を始めて以降、初めて一桁台となった。

4月の県内景況結果

りゅうぎん総研

 【消費関連】臨時休業や時短営業の影響で、百貨店売上高は75・1%減と11カ月連続で前年同月を下回った。新車販売台数は、消費マインドやレンタカー需要の低下に伴い、39・3%減と7カ月連続で前年同月を下回っている。

 【建設関連】建設受注額は前年同月比7・5%増と11カ月ぶりに増加へ転じた。公共工事の受注は減少したものの、消費増税に伴う駆け込み需要の反動減が落ち着き、民間工事の受注が増えた。

 【観光関連】新型コロナの影響で4月の観光客数が9割減と落ち込む中、4月中旬以降、休館するホテルが相次ぎ、主要ホテルの売上高は91・5%減と11カ月連続で前年同月を下回っている。

おきぎん経済研

 【消費関連】スーパー売上高は全店ベースが2・3%増、既存店ベースが1・3%増。食料品は外出自粛の影響で清明祭用の需要が減少したが中食・内食の需要が増えた。衣料品や家庭用品は時短営業などの影響で伸び悩んだ。

 【建設関連】弱含みがみられると分析。公共工事請負金額は37・2%増と3カ月ぶりに前年同月を上回った一方で、3月の新築住宅着工戸数は18・4%減と6カ月連続で前年同月を下回った。

 【観光関連】2カ月連続で「悪い」と判断。ホテル稼働率は前年同月を大きく下回り、シティーが6・8%、リゾートが5・8%と一桁台に落ち込んだ。宿泊収入は前年同月比94・3%と激減した。