新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2カ月近く休館していた宮城県気仙沼市の東日本大震災遺構・伝承館が2日、再開した。復興の歩みを定点観測するパノラマ写真を導入するなど展示の一部をリニューアルした。

 再開した宮城県気仙沼市の東日本大震災遺構・伝承館に新設されたパノラマ写真。左は佐藤克美館長=2日午前

 伝承館は、津波で教室に流れ込んだ車など震災の爪痕をそのまま残す気仙沼向洋高旧校舎に併設されている。再開に当たっては、気仙沼を襲った津波の押し波と引き波を色分けした再現アニメーションを映す電子看板も新設した。

 感染防止のため、語り部によるガイドや防災セミナーは当面中止する。佐藤克美館長は「徐々にお客さんに来ていただけたらいい」と話した。(共同通信)