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沖縄のミニシアター 50日ぶり再開 あす5日、森達也監督や望月記者らオンライントークイベント

2020年6月4日 07:00

 沖縄市中央のミニシアター「シアタードーナツ」が5月29日に営業を再開した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月9日からの臨時休館以来、50日ぶりの再開。同館は感染防止対策を実施した上で営業を行い、休館中に始めたオンラインでの取り組みも継続する予定だ。

営業再開した初日、最初の上映終了後に恒例の「後説」をするシアタードーナツの宮島真一代表=5月29日、沖縄市中央・同館

 感染防止対策として、各シアタールーム10人までの入場規制やブランケットの貸し出し禁止などを実施。来館者にはマスク着用や、受付での検温、氏名と連絡先の記入などを求める。

 上映ごとにシアタールームの換気もすることから、映画の上映本数も8本から6本に減らし、上映間隔を空ける措置を取った。

 2015年のオープン当初から通っているという、常連客の上原恒蔵さん(60)=沖縄市=は「いつになったら再開できるのかと不安だった。映画は映画館で見るのが一番いい」と笑顔で語った。

 同館は休館中、オンラインでの映画配信に力を入れてきた。映画配給会社や全国各地の劇場が賛同して立ち上げたサイト「仮設の映画館」での2作品の上映のほか、慶良間諸島を舞台にした映画「ココロ、オドル」の自主配信も6月末まで行っている。

 6月5日には、同館で上映中の作品「誰がために憲法はある」の井上淳一監督、「i新聞記者ドキュメント」の森達也監督や東京新聞の望月衣塑子記者、沖縄タイムス阿部岳記者、琉球新報の玉城江梨子記者を招いたオンライントークイベントも開く予定。

 宮島真一代表は「休館期間中で、さまざまな新しい取り組みができたが、お客さんが以前のようにまた来てもらえるか不安もある」と吐露。

 それでも「オンラインのイベントなどを通して、今まで以上に作品のメッセージを共有できるような空間づくりをしていきたい」と前を向いた。

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