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県民旅行キャンペーンで「客取られる」 2700円以下の素泊まり宿キャンセル相次ぐ理由

2020年6月6日 08:58

 沖縄県民向け県内旅行に県が助成する新型コロナウイルス対策事業で、6千~1万円未満の商品に3千円の補助が出ることを受けて、今帰仁村内にある1泊2700円以下の素泊まりの宿に予約キャンセルが相次ぎ、宿側は「客を取られる」と窮状を訴えている。事業発表の翌2日から、6月の予約4件のうち3件がキャンセルになり、うち1件は補助を利用した方が得になると断られたという。

資料写真

 県の事業は5日に始まった「おきなわ彩発見キャンペーン」。県内在住者を対象に5日~7月30日まで、県内での宿泊を伴う旅行商品を販売した旅行会社などに商品の金額に応じて1人当たり3千~1万5千円を助成する。

 宿の訴えについて、県観光政策課の担当者は「飲食などと組み合わせて6千円以上にすれば事業の対象になり得る」とするが、宿側は「素泊まりを低価格で提供するのが強み」と疑問視する。

 県内からの利用者は、観光タクシーの乗務員や、本島北部に仕事で来る中南部の在住者らで、自分で食事を買い、宿内のスペースで食べている人も多い。新型コロナ感染拡大で5月15日まで営業を自粛していて、夏のシーズンに向けて出ばなをくじかれた格好という。宿の経営者は「ドミトリーなど、不利になる人は他にもいるのではないか」と話している。

 
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