沖縄こどもの国(沖縄市)の「サル山」がリニューアルし、営業が再開した1日から公開されている。同園で飼育されているヤクシマザルの生息地である屋久島をイメージし、樹木や水場(池)を設置。内部にトンネル型の観覧通路を設け、サルを間近に見られるスタイルとなっている。

「おっ! おサルさんだ」と話す親子。新しいサル山ではヤクシマザル15匹の動きが身近に感じられる=1日、沖縄市・沖縄こどもの国

 サル山の面積は約633平方メートル。5月に生まれたばかりの2匹の赤ちゃんザルを含むヤクシマザル15匹が元気に遊んでいる。国内の動物園では珍しく、ガジュマルやタブノキなどの樹木も植え、サルたちの生息地である屋久島を再現している。

 国内の主要動物園は、掘の中にコンクリートの山を作った展示形式で、来園者とサルの距離が遠いことが多い。こどもの国も以前は同様の状態だったが、今回約3億5千万円かけて改装された。

 観覧デッキ下には子どもが遊べるスペースも併設され、霧状に水が噴き出すミストでサルや来園者の双方とも快適に過ごせる。

 同園を運営する公益財団法人「沖縄こどもの国」の理事長も務める、桑江朝千夫市長は「5月で開園50周年を迎えた。ぜひ多くの県民の皆さまに来ていただきたい」とPRした。

 営業再開した直後に見物していた市内在住の女性(41)は「SNSでリニューアルを知り見に来た。広くてサルたちも過ごしやすそう」と、笑顔を浮かべスマートフォンで撮影していた。

 同園は現在、新型コロナウイルス感染防止のため一部の施設やサービスを休止している。問い合わせは同園、電話098(933)4190。