沖縄県は9日までに、6月23日「慰霊の日」の沖縄全戦没者追悼式を糸満市摩文仁の平和祈念公園式典広場で開催することを決めた。近く、正式に発表する。新型コロナウイルス対策で規模を縮小するため、国立沖縄戦没者墓苑での開催を検討していたが、例年通りの式典広場に戻すことになる。

戦没者を悼み、焼香する参列者=2019年6月23日、糸満市摩文仁・平和祈念公園

 新型コロナの感染状況によってさらに見直す可能性もある。例年5千人規模の参列者を県、県議会、テレビ中継や取材のための報道関係者ら200人以下に縮小し、代表献花の時間を短くするなど、開催時間も10分程度短縮する。

 安倍晋三首相や関係閣僚の招待は見送る。密接、密集を避けるため県民には自宅や職場などで追悼するよう呼び掛ける。

 国立墓苑での開催を発表して以来、沖縄戦の研究者などから「殉国死の追認につながりかねない」と批判が出ていた。