沖縄県の玉城デニー知事は12日の定例記者会見で、6月23日の「慰霊の日」に「全戦没者追悼式」を糸満市摩文仁の平和祈念公園式典広場で開催すると正式に発表した。新型コロナウイルス感染の防止対策として、同公園内の国立沖縄戦没者墓苑に場所を変更する計画を撤回した。

沖縄全戦没者追悼式について発表する玉城デニー沖縄県知事=12日午前、沖縄県庁

 参加予定者は知事、両副知事、県議会議長、県遺族連合会長、県選出・出身国会議員、各市町村長のほか、遺族会各支部の代表者ら約200人。知事の平和宣言や児童生徒の代表による平和の詩の朗読も例年通り実施する。

 戦後75年の節目に、広島市長や長崎市長、国連代表からのビデオメッセージも予定している。

  玉城知事は当初16人としていた規模の拡大や開催場所の変更について、「県主催イベントの実施ガイドラインを踏まえつつ開催場所や開催規模を検討した」と説明。「追悼式で沖縄戦の犠牲者のみ霊を慰める思いはいささかも変わることない」と述べ、招待者に遺族会各支部代表者らを追加した理由を強調した。