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玉城デニー知事、辺野古の工事再開に不快感 県議選で「民意は明確になった」

2020年6月12日 11:12

 新型コロナウイルス感染の拡大防止対策で中断していた沖縄県名護市辺野古での新基地建設を防衛省が12日午前再開したことに、沖縄県の玉城デニー知事は12日の定例記者会見で、「大変遺憾である」と不快感を示した。

玉城デニー知事

 7日投開票の県議選で「辺野古」反対を掲げた候補者が過半数の議席を確保したと強調し、「民意は明確になった」と述べ、工事をただちに中断するよう求める考えを示した。

 沖縄防衛局の2月と3月の調査で、埋め立て予定海域の周辺でジュゴンの鳴音が確認されていることから、工事によるジュゴンへの影響を再評価するよう防衛局に行政指導したが、「防衛局は専門家の意見を聞くこともなく、再評価の必要はないと回答した」と指摘。「事業再開ありきの対応と受け止めている」と批判した。

 県議選で自民の議席が伸びたことで、菅義偉官房長官が「地元で(辺野古移設への)理解が進んでいる」と発言したことには「県議選では辺野古移設反対が過半数の議席を占めた。民意は揺るぎないものであると受け止めている」と反論した。

 また、県の設置した専門家委員会「万国津梁会議」が、埋め立て予定海域で見つかった軟弱地盤などを理由に「辺野古新基地建設は技術的にも財政的にも困難。在沖海兵隊の訓練を県外、国外へ移転することで普天間飛行場の危険性を除去すべき」と提言したことを取り上げ、玉城知事は「提言を踏まえ、工事中止と対話による解決を政府に呼び掛けたい」と話した。

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