望まぬ妊娠などをした10代の女性たちを支援する一般社団法人おきなわ子ども未来ネットワーク(山内優子代表理事)が、昨年6月の業務開始から今年3月までの10カ月間に、妊娠検査薬で陽性反応が出たとして中学生から19歳までの17件で、産婦人科病院などの受診に同行支援したことが分かった。誰にも打ち明けられず妊娠週数を重ねた少女も多く、山内代表は「事業の存在をより広く周知し、早期の相談につなげたい」と強調する。(後日本紙くらし面で詳報)

2019年度「若年にんしんSOS沖縄」の活動

2019年度「若年にんしんSOS沖縄」の活動

 「若年にんしんSOS沖縄」事業として、無料通信アプリLINE(ライン)などで相談を受け付け、各地に配置したボランティアのサポーターが妊娠検査薬を無料で届けたり、病院に同行したりしている。

 19年度はラインの友達登録が315件(人)あり、うち実際の相談は167件。「セックスをしたが生理が来ない」との相談が大半で、「親に言えない」「一人で病院に行くのが怖い」などと悩む内容も多い。

 同行支援した17件の相手方は交際男性、友人、親族などで出産・中絶の決断は分かれた。性暴力被害がうかがえる少女がいる一方、子育て環境が整っていないような状況で妊娠を喜ぶケースもあったという。

 新型コロナウイルスの感染が広まった時期は「中絶したいが、費用が工面できない」との相談や問い合わせが、当事者だけでなく病院や市町村などからも寄せられ、山内代表は「それ以前より目立った」と話した。