あなたらしく、はたらく

心地よく働くコツは人との適度な距離感 3カ月に1度の完全オフの時間に充電

2020年6月15日 13:00

 企業で働く女性が、日々どんな思いで仕事に向き合っているのかー。沖縄タイムスアカデミアの人気講師、吉戸三貴さんが4人の女性にお話を伺います。さまざまな業種、職種、年代の女性のインタビューを通して、読者のかたが明日から自分の仕事に役立つと感じられる“ちょっとしたヒント”をお届けします。

あなたらしく、はたらく(3)

株式会社琉球銀行 北谷ローンセンター 

仲宗根瑞恵さん

 カフェのような内装が印象的な琉球銀行北谷支店。そこに併設されているローンセンターが仲宗根さんの職場です。通常の営業店との違いは、土日も開いていることとローンの相談に特化していること。融資の内容は各種条件でシンプルに決まるため、重要なのはさまざまな調整だと言います。「住宅ローンのご相談の場合、予定している土地に本当に家を建てられるのか調べるのも私たちの仕事です」。2010年に入行し、窓口や営業、人事などを経験して、2018年に今の部署に配属されました。

 

 学生時代は、自分が銀行員になるとは想像もしていませんでした。観光産業科学部で学んだことをいかして、沖縄県内の観光産業に関わりたいと考えていたからです。そんなとき、仲の良い同級生から誘われて出かけたのが琉銀の会社説明会でした。「2人とも合格して、いまも一緒に働いています。最初は不安もありましたが、上司や先輩に恵まれて少しずつ仕事を覚えていきました」。苦手なことは、うまくできる人をまねることから始めて、アレンジしながら自分のものにしていくことを心がけています。

 大切なライフイベントに関わるサポートをするローンセンターでは、預かり資産と呼ばれる保険や運用商品も取り扱っています。「1つ1つ正解が違う仕事なので、お客さまが何を求めているのかを常に考えています。ご本人が気付いていないことも含めてご提案するため、丁寧なヒアリングと専門知識のアップデートは欠かせません」。お客さまをしっかりサポートするため、営業店とも連携しながら、お客さま1人あたり平均すると約1年、長い方だと数年にわたってお手伝いさせていただくこともあるそうです。

 

 制服に着替えることで仕事スイッチを入れる、嫌いな人をつくらないように適度な距離感を大事にするなど、心地よく働くためのこつをいくつも持っている仲宗根さん。いま気になっているのは、仕事に役立つ資格の取得です。社外研修に参加して業種や年代の違う仲間と学んだことで、もっと勉強したいという気持ちが生まれたと言います。「専門知識と人との関わりという点で、宅建やキャリアコンサルタントの資格に興味があります」。さまざまな出会いからヒントを得て、自分らしいキャリアを模索しています。

【はたらきかたヒント】 3か月に1回は完全オフ。
相談に乗ったり難しい調整をしたりすることが多い仲宗根さんのリセット方法は、完全オフの時間をつくること。「3か月に1度、家でじーっとして誰にも連絡をとらない日があります」。シンプルですが、頭と気持ちの充電ができる良いアイデアだと感じました。

※取材および撮影は3月中旬に対面で実施しました。

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