沖縄タイムス+プラス ニュース

「わたしたちのヒーロー」 コロナで頑張る病院と隣接学校がエールのリレー

2020年6月16日 05:30

 「コロナに負けるな」「みなさんはわたしたちのヒーロー」―。那覇市立病院近隣の松島中学校と松島小学校で、新型コロナウイルス感染症に立ち向かう医療従事者に向けた感謝のメッセージが掲げられている。「励みになった」と話す市立病院職員らは病院の窓に「応援ありがとう」「ともに頑張ろう」のメッセージを掲げて学校や地域に感謝を示し、エールのリレーが続いている。(那覇担当・勝浦大輔)

松島中学校に掲げられた医療従事者に向けたメッセージ=3日、那覇市古島

松島小学校のメッセージ

那覇市立病院のメッセージ

松島中学校に掲げられた医療従事者に向けたメッセージ=3日、那覇市古島 松島小学校のメッセージ 那覇市立病院のメッセージ

 メッセージ掲示は松島中学校が最初だった。臨時休校中の4月中旬ごろ、教諭の間で医療従事者に対して何かしたいと話題になり、横断幕の掲示を決めた。「コロナに負けるな」を市立病院に向かう正門側に、「Clap for Carers(医療従事者に拍手を)」の横断幕も外周フェンスに掲げた。

 これに市立病院の職員が気づいた。県・市内で感染確認が相次ぎ、医療機関がフル稼働していた頃のメッセージに、感動して涙を流す職員もいたという。同院の新型コロナ対策本部の長山隼人さんは「毎日出勤していたり家に帰れなかったりする職員もいた。勇気づけられたし、頑張ろうと思えた」と感謝した。

 掲示に携わった中学校の佐久川由紀教諭は「小さい横幕なので、見えているとは思わなかった。思いが伝わっていてうれしい」と喜んだ。

 松島小学校は学校再開の5月末、道徳の授業で医療関係者が家にも帰れず職務に従事していることや、偏見や差別もある実態などを学んだ。自分たちにできることを考え、クレヨンや色鉛筆などで描いたメッセージを各学年の教室窓に掲示した。3年2組担任の市川翔一教諭は「差別や偏見につなげず、児童に『ありがとう』という思いを持ってほしかった」と話した。

連載・コラム
アクセスランキング
ニュース 解説・コラム
24時間 1週間