リゾート宿泊施設「星のや沖縄」(沖縄県読谷村)の従業員が8日、同村先進農業支援センターで、村が育てた紅芋の無病苗を村内の農家に配布するための採取作業をボランティアで手伝った。

無病苗の採取作を手伝う「星のや沖縄」の従業員=8日、読谷村先進農業支援センター

 星のや沖縄は5月20日に開業予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となり、自宅待機している従業員もいるという。そんな中「何かできることはないか」と従業員の宮崎幸光さん(48)が考え、村から紹介を受けた。6月上旬から始めてこの日は3回目で、約10人が約900坪の畑で作業した。

 宮崎さんは「読谷は芋の一大産地。地元の農家さんの話も聞いて、こうやって美味しいお芋ができるのだと実体験することで、お客さまへの伝え方も変わってくる。読谷は水産業、やちむんなどの魅力も多く、今後も何かできることを勉強していきたい」と笑顔だった。

 今日が初参加だった従業員の細田理奈さん(24)は「地元の活動に参加できて楽しいし、運動不足の解消にもなった」とほほ笑んだ。

 村農業推進課の安田宗伸さんは「昨年末に芋の病気が流行し、今年は農家さんの要望もあり例年より倍の広さの畑で無病苗を育てた。5、6月が芋の植え付け時期で、限られた時間で人手が必要なので非常に助かっている」と感謝した。