沖縄宜野湾市の大山幼稚園でかわいがられていた雌のミニブタ「ぷりんちゃん」が14日、14歳でこの世を去った。ミニブタの寿命は10~15年といわれ、ぷりんちゃんはおばあちゃんだった。伝え聞いた卒業生や保護者が見守る中、遺体を軽トラックに乗せた宮城信夫園長は「プップー」とクラクションを鳴らして別れを惜しんだ。園には子どもたちから、ぷりんちゃん宛ての手紙や絵が次々届いている。(中部報道部・平島夏実)

背中に栗の皮を乗せてもらったぷりんちゃん=2009年10月(大山幼稚園提供)

生活発表会でぷりんちゃんの模型(右端)を作った子どもたちもいた(大山幼稚園提供)

マフラーを巻いてもらったぷりんちゃん=2009年1月(大山幼稚園提供)

葉っぱのベッドでくつろぐぷりんちゃん=2018年12月(大山幼稚園提供)

園の下駄箱におめかししてあらわれたぷりんちゃん=2008年11月(大山幼稚園)

子どもたちと一緒に遊ぶぷりんちゃん=2018年4月(大山幼稚園提供)

頭に名札を付けてもらったぷりんちゃん=2010年1月(大山幼稚園提供)

園のげた箱で涼むぷりんちゃん=2018年8月(大山幼稚園提供)

背中に栗の皮を乗せてもらったぷりんちゃん=2009年10月(大山幼稚園提供) 生活発表会でぷりんちゃんの模型(右端)を作った子どもたちもいた(大山幼稚園提供) マフラーを巻いてもらったぷりんちゃん=2009年1月(大山幼稚園提供) 葉っぱのベッドでくつろぐぷりんちゃん=2018年12月(大山幼稚園提供) 園の下駄箱におめかししてあらわれたぷりんちゃん=2008年11月(大山幼稚園) 子どもたちと一緒に遊ぶぷりんちゃん=2018年4月(大山幼稚園提供) 頭に名札を付けてもらったぷりんちゃん=2010年1月(大山幼稚園提供) 園のげた箱で涼むぷりんちゃん=2018年8月(大山幼稚園提供)

 ぷりんちゃんは生後まもなく、園にやって来た。当時の副園長の安里美佐子さん(69)が自宅で飼っていたミニブタの2代目。初めはウサギ大だったが、最期の体重は100キロを超えた。

 牛乳が大好きでどんどん大きくなり、水に切り替えてダイエットしようとしたものの失敗。学校給食の残りに慣れてしまったため、スーパーでもらうキャベツの外葉は残しがちだった。給食のデザートのプリンを頬張り「共食い状態」になる日や、好物のアサガオを求めて隣の大山小まで歩いていく日もあった。

 ぷりんちゃんの死を知って放課後に園へ寄った大山小1年の平田紗希さん(7)は「私もおなかすいた時、ご飯2杯くらいおかわりするけどさ。ぷりんちゃんみたいにあんなにバクバク食べるっていいなあ」と懐かしんだ。

 「ぷりんちゃんは、自分を人間だと思ってましたよ」と話すのは仲本りち副園長(45)。小さい頃は、子どもたちと一緒に滑り台を滑った。夏場は当たり前のようにクーラーの効いた園舎に入ってきて、一緒に授業を受けようとしたことも。子どもたちに名札やリボンを付けてもらったり、マフラーを巻かれたりして喜び、「ぷりんちゃん」と呼ばれると顔を上げて返事をしていたという。

 6月に入ってからは食欲が落ち、足取りがおぼつかなくなっていた。大山小1年の石川莉桜(りお)さん(7)は空っぽになった豚舎をのぞき込み「お母さんさ、ぷりんちゃんの背中に乗せてもらったことがあるんだって! 私も乗せてもらいたかったけど…今までありがとう」と手を合わせた。