新型コロナウイルスの感染防止のため、例年10月に開催される「沖縄の産業まつり」が、今年は中止の方向で調整が進んでいることが25日、分かった。県工業連合会が関係団体に、中止への同意を確認する文書を送っており、近く正式に決める。1977年から始まった産業まつりが台風以外で中止となるのは初めて。

来場者でにぎわう「第43回沖縄の産業まつり」会場=2019年10月、那覇市・県立武道館(資料写真)

 県は感染症拡大予防ガイドラインの留意事項で、感染発生時に参加者を追跡できる仕組みを催事の主催者に求めている。県工連は不特定多数が来場する産業まつりの性質上、この条件を満たすのが困難と判断したという。

 産業まつりは県内企業の最新の製品やサービスなどを紹介する、県内最大の産業イベント。2019年は10月25日~27日の期間中、490の団体・企業が出展し、約29万人が来場した。