2017年9月に初めてハブが見つかった沖縄県の粟国(あぐに)島で、17年度から今月までに計20匹が捕獲され、定着している可能性が高いことが分かった。生息調査をしていた県衛生環境研究所は、島内で子ハブが見つかっていることや断続的に捕獲されていることなどから、判断した。

粟国村で見つかったハブ(県衛生環境研究所提供)

 県と村は17年度以来、計70台の捕獲器を設置し調査を実施していた。17年度に3匹、18年度に2匹、19年度に9匹を捕獲。本年度は4月から6月5日までに6匹と、昨年度を上回るペースで捕獲されている。

 村は防災無線による注意喚起や講習会などを実施しており、今後は独自に捕獲器130台を設置するなど対策を強化する考え。

 県衛生環境研究所の寺田考紀主任研究員は「子ハブが見つかるなど、19年度までには定着していた可能性が高い。島内で継続的に繁殖しているとすれば、完全に駆除するのは難しい」と説明。「住民に被害を出さないためには捕獲することも重要だが、小まめに草刈りをするなどハブが隠れにくく生息しづらい環境にすることが大切だ」と話した。