【国頭】NPO法人どうぶつたちの病院沖縄(うるま市)は26日、国頭村安田の農地で見つかった卵からふ化した生後約2カ月のヤンバルクイナ4羽(雄1、雌3)を発見現場近くに放した。1羽ずつ放鳥されたクイナはそれぞれ尾羽を小刻みに上げ、辺りを警戒しながら森へ駆けていった。

「NPO法人どうぶつたちの病院沖縄」飼育員の玉那覇彰子さんに見守られ、森へ向かうヤンバルクイナ=26日、国頭村安田

 同村の農家、徳田泰二郎さん(46)が4月11日、草刈り中に卵5個を確認し、環境省に連絡。翌日になっても親鳥が戻らないため救護し、ふ卵器に入れた。4月30日から5月1日までに4羽がかえり、同NPOが育てた。ミミズやバッタを与え、自然環境に近い大型ケージで飼育し、放鳥に備えた。

 放鳥に立ち会った徳田さんは「うちの畑で見つかった卵。うれしいし、感動した。そういう自然がある場所なんだと意識したし、自然保護に参加させてもらった」と喜んでいた。