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コロナ検査数が減る沖縄「流行を見過ごさないか」 県の専門家会議で懸念

2020年7月1日 06:30

 新型コロナウイルス対策を検討する県の専門家会議が29日、南風原町の県医師会館であった。県をまたぐ往来が増える中、感染の流行の端緒を早期に捉える重要性を確認。県内のPCR検査数が1日10件程度と減少をたどる現状に、流行を見過ごさないかという懸念が相次いだ。

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 特に、観光客と接点のある県民に対し、少しでも疑いがあれば速やかに検査するよう呼び掛けるほか、検査を受けやすい環境づくりにも取り組む必要性も指摘された。

 県立中部病院の高山義浩医師は感染第2波に備えた重点項目として、(1)早期の流行覚知(2)保健所の徹底した疫学調査(3)できるだけ自宅療養としない速やかな入院措置(4)地域・業種ごとの外出自粛などの協力呼び掛け-の4点を提言。県内は60日連続で感染ゼロが続くが「必ずウイルスは持ち込まれる。必要なのは危機感だ」と述べた。

 第1波で、感染を心配する県民の相談先が保健所かコールセンターか曖昧で、流行時に問い合わせが集中した保健所が、疫学調査に十分な労力を割けなかったとの反省点も出た。県の糸数公保健衛生統括監は「もう少し整理した上で、保健所が調査に専念できる態勢をつくりたい」との認識を示した。

 
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