「オプジーボ」などの免疫の働きを利用したがん治療薬を投与した患者のうち、脳の「下垂体」という場所に副作用が出た人は、出なかった人と比べ生存する期間が長かったと、名古屋大のチームが1日付の英科学誌に発表した。薬の作用が発揮されやすい人は、副作用も出やすいのが原因とみている。

 チームは今後、治療前に下垂体の副作用が出るかどうかを予測する指標を探す方針。有馬寛教授は「副作用を適切に診断し、治療すれば生存期間が延びることが分かった。薬の効果を予測できる可能性もあるので、副作用が疑われる症状が出た場合は検査してほしい」と話している。(共同通信)