胃心地いいね

サクサクの豚カツ、秘訣は2度揚げ「毎日食べても飽きない」父が病で倒れ閉店、娘が味を受け継ぎ復活 

2020年7月3日 08:53

[胃心地いいね](583)とんかつ石垣亭 石垣市大川

人気のヒレカツ定食。ご飯とみそ汁、漬物が付く

「とんかつ石垣亭」の看板と「父の味」を引き継いだ店主の川島しのぶさん(右)=1日、石垣市大川

とんかつ石垣亭

人気のヒレカツ定食。ご飯とみそ汁、漬物が付く 「とんかつ石垣亭」の看板と「父の味」を引き継いだ店主の川島しのぶさん(右)=1日、石垣市大川 とんかつ石垣亭

 ロースカツやヒレカツ、カツカレー、かつ丼などのとんかつメニューがそろう専門店。サクサクの衣とジューシーな豚肉が特徴で、客の心と胃袋をつかんで離さない。

 店主の川島しのぶさん(52)が2018年11月に開店した。美崎町でとんかつ店を営んでいた父の佐藤勇さん(78)が約10年前、病が原因で閉店を余儀なくされた経緯があり、「復活させたい」と思ったのがきっかけだ。

 それまで夫が営むダイビングショップで客の弁当作りを担ってきた。開店に向けて父から豚肉のさばき方や仕込みの方法、特製ソースのレシピなどを漏らさず聞き取り、「父の味」とともに「とんかつ石垣亭」の看板も引き継いだ。

 豚肉は県産ロースを使用し、生パン粉で揚げる。おいしさの秘訣(ひけつ)は「2度揚げ」。初めは低中温の油に入れて、7~8割火が通ったら次に高温の油で揚げる。すると「中のお肉は軟らかく、外の衣はかりっと仕上がる」と話す。

 ランチ営業のみ。売れ筋は男性がロースカツのダブル(1300円)と、ロースとヒレのミックス(1350円)。女性はヒレとカボチャコロッケが付くレディース定食(950円)。ロース1枚120グラム、ヒレは同40グラムで「サクサク、ジューシーで毎日食べても飽きが来ない」と自信をのぞかせる。

 父の時代に小中学生だった客が懐かしんで食べに来てくれる。その父も毎朝の仕込みを手伝ってくれている。川島さんは「多くの方々に支えられている。とてもありがたいこと」と感謝する。今後も地域に根差しながら息の長い店舗を目指す。「お客さんにとって心安らぐ場になれば」と優しくほほ笑んだ。

 (八重山支局・粟国祥輔)

 【お店データ】石垣市大川27。営業時間は午前11時30分~午後2時。テーブル全20席。駐車場有り。日曜と月曜定休。テークアウトも可。毎月10日は千円以上の注文で200円割引。中高校生も200円引きで提供する。問い合わせは店舗、電話070(5274)0725。

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