沖縄タイムス+プラス ニュース

辺野古、震度1以上で護岸崩壊の危険性 専門家チームが軟弱地盤を独自解析

2020年7月3日 09:50

 【東京】名護市辺野古の新基地建設を巡り、辺野古沿岸部の埋め立て予定海域で見つかった軟弱地盤を独自に調査している専門家チームは2日、震度1以上の地震が発生すれば護岸崩壊の危険があるとの解析結果をまとめ、河野太郎防衛相らに文書を送付した。同様の解析を行い、結果を公開するよう求める内容。

埋め立て工事が行われている米軍キャンプシュワブ沿岸=6月、名護市辺野古

 チームは、河野氏が「軟弱地盤」が最大で水面下約77メートルまであると明らかにした、「B27」と呼ばれる地点の付近で造成する計画の「C1」護岸の安定性を中心に解析。護岸の重みで震度1以上で完成後に、震度3以上で施工中に、それぞれ崩壊する危険があるとした。

 C1の結果から推定すると、他にも完成後に複数の護岸が震度2以上で崩壊する危険があることなども判明した。

 チームは、立石雅昭新潟大名誉教授(地質学)を代表とする地質や地盤の専門家らでつくる「沖縄辺野古調査団」。防衛省が公表しているデータを基に分析し、独自に調べた地震の影響を加味して計算した。

 立石氏は「護岸工事を強行するのは無謀以外の何物でもない」と批判。

 地震発生の多い太平洋地域で、その影響を考慮するのは当然のことだとし「地震の影響まで含めると護岸が崩壊する恐れがあるので、あえて除外したのではないか」と指摘した。

もっと詳しく。有料会員ならこんな記事も読めます。

沖縄の米軍基地の集団感染 発端は米本土部隊から

報告書から異例の「辺野古」削除 海兵隊の沖縄への強いこだわり

「翁長が恋しいです」流れ呼んだ妻の訴え 沖縄県知事選

月額550円で有料記事が月100本読み放題の「ライトプラン」もございます。 

 
前の記事へ 次の記事へ
連載・コラム
きょうのお天気
アクセスランキング
ニュース 解説・コラム
24時間 1週間