那覇商工会議所(石嶺伝一郎会頭)が那覇市久米のビルを老朽化のため建て替えることが2日、分かった。新ビルは名称を「中小企業振興会館」とし、那覇市内だけでなく、県内全域の企業を対象に支援する。

建て替え後の那覇商工会議所ビルの完成イメージ図(提供)

 新型コロナウイルスの感染防止策として関心が高まるテレワークを中小企業でも導入できるよう労務管理の相談やセミナーの開催、助成金・補助金を紹介する。

 また、飲食店や小売店がインバウンド(訪日外国人客)に対応できるよう従業員の語学研修会も実施するなど、県内企業が抱える課題解決を強化する。

 2021年7~8月の解体後に工事を始め、23年3月の完成を目指している。工事中は別の施設に移転し業務を継続するが、移転先は未定。

 敷地面積1075平方メートルに、鉄筋コンクリート造り(RC)の6階建てを建設する。総事業費は約16億円。

 延べ床面積は3951平方メートルで現在より1・4倍広くなる。1階は吹き抜け式で、25台分の駐車場を備え、情報交流スペースを設置。2階は相談会で使用できるホールや大型の会議室、3階は相談室や会議室などを整備する。1~3階は那覇商工会議所が使用し、3~6階は貸しテナントにして賃料収入を得る。

 1966年に落成した現建物はコンクリートのひび割れやエレベーター設備が故障するなどの老朽化が進み、耐震基準も満たしていない。3月の総会で建て替えの承認を、6月の総会で建物の大きさや広さに対する承認を得た。