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高校球児へ「自信を持って進め」 元興南エースの島袋洋奨さん、自身の栄光と挫折に重ねエール

2020年7月5日 05:30

 高校野球の県夏季大会(主催・県高野連)が4日、3球場で開幕した。2010年、興南のエースとして甲子園春夏連覇を達成した島袋洋奨さん(27)は、自身が体験した栄光と挫折に球児を重ね「甲子園出場の目標がなくなりつらいだろうけど、努力は次につながる。自信を持って進んでほしい」とエールを送っている。

興南高時代、全国選手権沖縄大会決勝で完投勝利した島袋洋奨さん=北谷公園球場2010年7月18日、北谷公園球場

学生野球資格回復の認定後にしか球児を指導できないが、「久しぶりに高校野球の雰囲気を球場で味わってみたい」と語る島袋洋奨さん=6月29日、興南高校

興南高時代、全国選手権沖縄大会決勝で完投勝利した島袋洋奨さん=北谷公園球場2010年7月18日、北谷公園球場 学生野球資格回復の認定後にしか球児を指導できないが、「久しぶりに高校野球の雰囲気を球場で味わってみたい」と語る島袋洋奨さん=6月29日、興南高校

 史上6校目の春夏連覇の投手として将来を期待されたが、中央大3年の秋から制球難に苦しんだ。プロ野球ソフトバンクに入団後はけがもあり、1軍登板は2試合。19年に現役を引退した。

 甲子園を制した夏を「あれだけの声援を浴び、人生で間違いなく一番の瞬間。甲子園で技術や精神面でも成長できた」と振り返る。経験者だからこそ、心が折れたり、進路に切り替えたりした球児に心を痛める。

 それでも「僕も失敗、失敗の連続。でも、失敗しても起き上がらないことが何よりの失敗」と語る。

 スランプに陥った中央大では秋田秀幸監督(当時)から「頑張っていれば、見ている人は見ている」と励まされ、プロの道が開けた。

 現在は興南の広報職員として働き、教員免許の取得を目指す。学生時代は教員になるとは想像もしていなかったため、単位取得や実習などで3年計画で歩みを進める。

 球児には大きな目標を立て、逆算して目の前の小さな目標をクリアしていくことを勧める。

 「夢の舞台はなくなったかもしれない。途中で思い通りにいかないことも多い。それでも落ち込んだ後はリセットし、立ち上がって人生の成功につなげてほしい」。指導者のスタートラインに立ち、苦悩と喜びの経験を球児に伝えていく。(新崎哲史)

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