#夏は終わらせない県高校野球

がんで亡くなった母に応える高校最後の登板 「よく頑張ったと言ってくれると思う」

2020年7月6日 07:00

[#夏は終わらせない 県高校野球]

母多恵さんの遺影を手にする宮古工・宮古総の砂川理寿主将と父祐也さん=コザ

 宮古工・宮古総の砂川理寿主将は、2月にがんで亡くなった母多恵さん(享年43)に応えようと高校最後のマウンドに立った。計4回2/3を投げ6安打自責点5と振るわなかったが、「母は『よく頑張った』と言ってくれると思う」と納得の表情で高校野球に別れを告げた。

 幼稚園で野球を始めた砂川を、多恵さんは送迎や早朝の弁当作りで支えてくれた。体調を崩した後も送迎を欠かさず、「僕を優先して病気が悪化したのかな」と思う時もあった。診断はステージ4の子宮頸(けい)がん。2月1日に息を引き取るまで、病院で声を掛け続けた。

 この日は父祐也さん(44)らが多恵さんの遺影を掲げてスタンドで観戦。「結果は負けたが楽しかった。母も納得してくれていると思う」と遺影を見つめた。

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