米軍支配と闘った政治家瀬長亀次郎さんの資料館「不屈館」(那覇市若狭)が新型コロナウイルスの影響で運営難に陥り、インターネットで寄付を呼び掛けている。全国から続々と支援が集まり、受け付け終了まで100日以上を残した6日現在、目標額500万円の6割を超えた。

運営費の支援を呼び掛ける「不屈館」館長の内村千尋さん=那覇市若狭

 不屈館の有料入館者数は2月以降、前年同月を下回るようになり、5月は95%減の22人にまで落ち込んだ。友の会会費などの収入もあるが、毎月100万円に上る家賃や人件費の支出には到底追いつかない。

 そこで、朝日新聞社のクラウドファンディングサイト「A-port」を利用し、6月22日から10月19日までの120日間、運営費やガイドブックのリニューアル費に充てる500万円を募っている。

 瀬長さんの次女で館長の内村千尋さん(75)は「亀次郎と民衆が残した貴重な戦後史の資料を民衆の力で守ろうと、行政に頼らずに運営してきた。ピンチにまた民衆に助けてもらい、元気が湧いている」と話した。

 問い合わせはA-portコールセンター、電話03(6869)9001。

(写図説明)運営費の支援を呼び掛ける「不屈館」館長の内村千尋さん=那覇市若狭