ウミガメの産卵が確認されている国頭村の辺戸海岸(通称・宇佐浜海岸)の砂浜で6日までに、四輪車が走行した跡が確認された。海岸には砂浜に乗り入れできないように車止めのポールが設置されているが、ポールの脇の雑草を刈り、そこから侵入していた。県は「海浜を自由に使用するための条例」に基づき、県内のすべての海岸で原則的に車両の乗り入れを禁止している。

ウミガメへの注意を喚起する看板(右)と車止めポール。この間から四輪車が砂浜に侵入したとみられる=2日、国頭村・辺戸海岸

辺戸海岸の砂浜に残る四輪車の走行跡。奥の岩場に向けて続いている=2日

ウミガメへの注意を喚起する看板(右)と車止めポール。この間から四輪車が砂浜に侵入したとみられる=2日、国頭村・辺戸海岸 辺戸海岸の砂浜に残る四輪車の走行跡。奥の岩場に向けて続いている=2日

 地域住民によると、同海岸では遊泳や釣り、ダイビングのほか、岩場でロッククライミングを楽しむ人がいる。県民に加え、外国人の利用も多いという。

 今月2日、四輪車の走行跡は車止めの場所から奥の岩場に向けて続いていた。車止めのすぐ横には県が設置したウミガメへの注意を促す看板があり、乗り入れを控えるよう求めている。8月頃まではウミガメの産卵期に当たり、砂浜の陸側にはウミガメの産卵場所を示す標識もあった。

 エコツアーガイドなどを手掛け、同海岸をボランティアで清掃している平良太さん(62)=同村=は「看板にはウミガメが上陸する海岸だときっちり書いてある。人が見ていなければ何でもやるのか。また対策が必要だ」と憤った。