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沖縄コロナ69日ぶり2人感染 福岡と鹿児島に滞在歴 「移入例」か

2020年7月9日 04:50

 県は8日、県内で新たに中部保健所管内在住の40代男性、石垣市在住の50代女性の2人に新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表した。米軍関係を除き県内の感染確認は69日ぶり。40代男性は福岡県、50代女性は鹿児島県にそれぞれ滞在歴があり、県は県外で感染した「移入例」とみている。2人は重症でないという。県内の累計感染者は144人となった。

40代男性(中部保健所管内)の足取り 50代女性(石垣市在住)の足取り

 全国の緊急事態宣言が5月に解除され、東京を中心に再び感染者数が増加傾向にある。玉城デニー知事は8日の記者会見で「県外に滞在した人や県外から沖縄を訪れた人は、外出を控えるなど慎重な対応をお願いしたい」と呼び掛けた。引き続き安全・安心な観光地を目指す行動指針「沖縄ツアースタイル ウィズコロナ」を推進する考えも示した。

 県によると、40代男性の職業は医療関係で、6月23日~7月1日に福岡県に出張。同県で感染が判明した人と接触があったという。同県から沖縄に戻った2日後の3日に倦怠(けんたい)感や下痢、頭痛など症状が出て、6日に発熱。感染症指定医療機関を受診したという。

 50代女性の職業は確認中で、6月15日~29日まで鹿児島県に滞在。4日に倦怠感や微熱、せきが出たため、8日に指定医療機関を受診、短時間で検査できる「抗原検査」で感染が判明した。クラスター感染源となった鹿児島市のショーパブで感染したとみられる石垣海上保安部所属の男性職員との接点はないという。

 保健所が2人の濃厚接触者の確認を急いでおり、症状の有無に関係なくPCR検査し、陰性でも2週間の健康観察を求める。2人と同じ航空便で濃厚接触の可能性がある乗客も、航空会社と連携し特定を進める。

 県が策定した警戒レベルは8日に「第1段階(発生早期)」となった。行動例に照らせば「感染地に滞在した人に外出自粛を要請」などに該当するが、県の糸数公保健衛生統括監は「感染地の定義が難しい。県外から来た人は外出自粛を、という強いものでなく、外出するなら気をつけて、なるべく外出しないで済むならそうしてほしいという意味合いのメッセージだ」と述べるにとどめた。

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