「今日は、独立記念日 昨日までの世界から前進しよう」「真っ直ぐ歩いていきます 元は鍛冶屋ですから」-。金秀グループは4日、沖縄タイムスと琉球新報の両紙に、こんなタイトルの全面広告を出した。

金秀グループが4日、地元2紙に出した新聞広告。左が沖縄タイムス、右が琉球新報掲載。

 それぞれ文章は異なるが、いずれも4日の米国独立記念日などを引き合いに、差別がなく、自由に生きられる豊かな社会に向け貢献する誓いを立てている。

 イメージの認知や向上を目的とした「ブランディング広告」で、その企業の創業記念日に合わせて出ることが多いが、金秀グループの創業日は5月25日。

 金秀グループの呉屋守將会長は、背景に米中西部ミネソタ州の白人警官による黒人男性暴行死事件とともに、辺野古新基地建設問題があると説明。「私たちウチナーンチュの尊厳にも思いを払ってほしいと問い掛けたかった。同時に多様な価値観を認めるウチナーンチュでありたいという思いも発信した」と意図を話した。

 偶然にも4日は創業者の故呉屋秀信氏の命日と重なった。呉屋会長は「創業者は、県民のため役に立とうと苦労して会社を興した。これからもその思いを継いで沖縄の発展に貢献していく決意だ」と語った。

(写図説明)金秀グループが4日、地元2紙に出した新聞広告。左が沖縄タイムス、右が琉球新報掲載。