[胃心地いいね](584)「並里みるく堂」金武町金武

人気商品の田芋クレープとマンゴー果実氷(Sサイズ)。これで550円

「素材の味を楽しんでほしい」と話す「並里みるく堂」代表の伊芸恵理子さん(左)とスタッフの下垣さおりさん(右)=4日、金武町金武

並里みるく堂

人気商品の田芋クレープとマンゴー果実氷(Sサイズ)。これで550円 「素材の味を楽しんでほしい」と話す「並里みるく堂」代表の伊芸恵理子さん(左)とスタッフの下垣さおりさん(右)=4日、金武町金武 並里みるく堂

 金武町産の田芋を使ったクレープに、地域で採れたマンゴーやイチゴ、レンブやグアバなど、旬の果物をぜいたくに使った「果実氷」。金武町にある「並里みるく堂」の人気商品だ。代表の伊芸恵理子さんは「できるだけ素材そのままの味を届けたい」と話す。

 両親が田芋農家の伊芸さんは「田芋の魅力を伝えたい」との思いで2017年に店を開いた。商品に使う田芋は全て町内で両親が生産したもの。中でも人気商品は、ふわふわの生地に甘さ控えめの田芋クリームがたっぷり入った田芋クレープ(250円)。きなこや黒ごまも追加でトッピングでき、大人から子どもまで人気のメニューだ。

 営業を続ける中で、規格外を理由に捨てられてしまう果物が多いことを知り、廃棄予定だった果物を買い取って商品も開発した。規格外の旬の果物を使った「果実氷」は、ミキサーで果物をジュースにして冷凍。そうしてできた氷を削り、その上に果肉の詰まったソースをトッピングする。ふわふわとした口当たりで、果物そのもののすっきりした甘さが口いっぱいに広がる。

 現在も新商品の開発は継続しており、昨年12月には田芋まん(250円)、今年5月には田芋ワッフル(180円)もメニューに加わった。さらに町産紅茶とコラボしたミネラル酵素ドリンクも開発中だという。

 こだわりは価格設定にもある。「小学生もお小遣いで食べられるようにしたい」と話す伊芸さん。田芋クレープとマンゴー果実氷のSサイズを購入すると、小腹を満たすのには十分すぎる量だが、550円と破格。「正直、原価割れ寸前。それでも金武町産のおいしい田芋やフルーツを多くの人に味わってほしい」と笑顔を見せた。(北部報道部・西倉悟朗)=金曜日掲載

 【お店データ】金武町金武762番地。営業時間は平日午後2~6時、土日・祝日は午前11時半~午後6時。定休日は月曜日と火曜日。