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米軍「今後は感染者を公表しない」と報道機関に通知 プライバシー理由に

2020年7月10日 07:23

 米海兵隊太平洋基地は9日、米軍関係者に新型コロナウイルス感染者が出ても、今後は報道機関に公表しないと発表した。日本政府や県の当局には通知するとしている。県も同日、米側から引き続き感染情報を確保するため、具体的な人数を公表しないと決めた。

検温所で、基地内に入った車両の運転手らをチェックする米兵=9日午後、金武町・米軍キャンプ・ハンセン(落合綾子撮影)

米海兵隊が借り上げたホテルの正面入口に掲示された「お知らせ」=9日、北谷町

検温所で、基地内に入った車両の運転手らをチェックする米兵=9日午後、金武町・米軍キャンプ・ハンセン(落合綾子撮影) 米海兵隊が借り上げたホテルの正面入口に掲示された「お知らせ」=9日、北谷町

 米海兵隊太平洋基地は同日、在沖基地で感染者が出たと報道機関に発表。この際に「感染者らのプライバシーを保護する観点から今後、報道機関に新たな感染ケースに関する声明を発表しない」とした。

 一方で「県と日本政府の関係機関と連携し、引き続き適切な通知を行う」としている。

 米国防総省の方針によるものという。同省は3月31日に、基地別や部隊別の感染者数、詳細を報道機関には非公表とする方針を示していた。

 県も同日、米軍から新たな感染者に関する情報が得られた場合も、公表しないと表明した。米軍が非公表を希望しているという。

 県の糸数公保健衛生統括監は記者会見で「(米側の意向に反して公表すれば)情報がもらえなくなる可能性がある」と述べ、米軍との信頼関係維持を理由に挙げた。

 実際に情報が得られなくなった事例があるかは「把握していない。そのようなメッセージがあったと聞いている」と述べるにとどめた。


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