灯台やブイ(灯浮標)などの航路標識の光を確認する「灯火監視協力者」の交代式が7日、うるま市津堅島の離島振興総合センターであった。2006年9月から協力者を務めた新屋功さん(79)に中城海上保安部の東城英雄部長から感謝状が贈られた。海の安全を守る重責を担ってきた新屋さんは誇らしい表情で受け取った。(中部報道部・宮城一彰)

津堅島灯台を見ながら監視について新屋功さん(手前)が緑間仁さんに説明する=7日、うるま市・津堅島

交代式に出席した(左から)中城海上保安部の東城英雄部長、新屋功さん、緑間仁さん、中城海保の今野知行交通課長=7日、うるま市・津堅島離島振興総合センター

津堅島灯台を見ながら監視について新屋功さん(手前)が緑間仁さんに説明する=7日、うるま市・津堅島 交代式に出席した(左から)中城海上保安部の東城英雄部長、新屋功さん、緑間仁さん、中城海保の今野知行交通課長=7日、うるま市・津堅島離島振興総合センター

 灯火監視協力者は航路標識の光の色や点滅の間隔などを監視し、異常があれば海上保安庁に通報するボランティアで、特に台風後など海保が即座に確認できない時に重要な役割を担っている。県内では現在約70の個人と団体が協力している。

 新屋さんは農業を営む傍ら、毎日、夕暮れに合わせて津堅島灯台や中城湾口灯浮標など7基の航路標識について歩いて目視した。「長く続けられるとは思わなかった」と話すが、責任を持って監視に取り組み、異常を発見して海保に報告したことも数回あったという。灯台周辺の草刈りなどもした。

 「最初はできるか心配だったが、やがて見守るのが楽しくなった。務めている間、灯台や船舶に関わる大きな事故がなかったのがうれしい。今は肩の荷が下りた感じ」と日々を振り返った。

 東城部長は「毎日暗くなってからチェックするのは大変な苦労があったはず。頭が下がる思い」と感謝した。

 新屋さんは4月に後任と交代。新型コロナウイルス感染症対策のため交代式の実施は延期されていた。

 協力者の役割は島内の緑間仁さん(42)と新里信春さん(45)に引き継がれた。交代式で協力依頼状を受け取った緑間さんは「海の安全のため、新屋さんのようにできるだけ長く続けたい」と意気込んだ。