【伊良部島=宮古島】伊良部島の新たな観光拠点施設として、市伊良部池間添の伊良部大橋・橋詰め広場にオープンした「いらぶ大橋海の駅」が1日、開業から1カ月を迎えた。新型コロナウイルスの影響で開業後はしばらく客足が鈍ったが、県をまたぐ移動自粛が解除されて県外観光客の来店が増えつつある。下地一世総支配人は「先行きを見通すのは難しいが、観光客に喜んでもらえるよう努めたい」と意欲を語った。

マンゴーのほか、なまり節など伊良部産のお土産も好評だ=8日、宮古島市伊良部池間添

レストランでは伊良部大橋や来間大橋を眺めながら料理を楽しめる

マンゴーのほか、なまり節など伊良部産のお土産も好評だ=8日、宮古島市伊良部池間添 レストランでは伊良部大橋や来間大橋を眺めながら料理を楽しめる

 「海の駅」は1階が地元産の野菜や果物、水産物加工品や土産品などを扱う売店で、2階にレストランがある。市が一括交付金を活用して整備し、指定管理者の「伊良部島産業振興」(奥濱剛代表)が運営を担っている。

 下地総支配人によると、来店者の割合は地元客4割、観光客が6割ほど。6月19日に全国的な移動自粛が全面解除されると、県外客の来店が目に見えて増えてきたという。

 沖縄本島からも「おきなわ彩発見キャンペーン」を活用して訪れる客もいるといい、「伊良部で有名な『うずまきパン』を20個もまとめ買いする人もいた」と喜んだ。

 売店での売れ筋商品は旬を迎えたマンゴーで、特に県外客に人気が高い。市内のホテルやレンタカーの予約も8月にかけて回復傾向にあるとし、「当初の売り上げ目標に近づくまでになってほしい」と期待を寄せる。

 レストランでは伊良部大橋と来間大橋を見ながら食事ができる。昼食は7月末までバイキングを提供しており、伊良部産カツオを使ったパスタや近海魚の刺し身など30種類の料理が楽しめる。

 伊良部島出身の池間淳料理長(43)は「鮮魚は素潜り漁師から仕入れ、野菜も地元産をふんだんに使っている。宮古ブルーの海をバックに食事を楽しんで」とPR。下地総支配人は「海の駅から島の魅力を発信し、観光客にも地元客にも喜んでもらえる施設にしたい」と話した。