複数の関係者によると、沖縄県が12日実施した、北谷町内のバーやナイトクラブで勤務者を対象にしたPCR検査で、検査を受けた130人が全員陰性だったことが14日午前、分かった。県内では7月に入り、宜野湾市の普天間飛行場71人、沖縄本島北部のキャンプ・ハンセン22人、浦添市のキャンプ・キンザー1人、空軍嘉手納基地で1人など米軍関係者だけで計96人の感染を確認している。検査は、北谷町内のバーやナイトクラブなどに米軍関係者の感染者が訪れていたという情報があったために実施していた。県が最終確認を進めている。
在沖米海兵隊はクラスターの発生を認めている。
県内では8日に福岡県に移動歴のある中部保健所管内の40代男性と鹿児島県に移動歴のある石垣市内の50代女性の感染を確認。9日に東京から観光で訪れた20代女性、10日に埼玉県から観光で訪れた30代男性、11日にこの男性と同じ会社に勤める埼玉県の10代と20代の男性の感染を確認している。6人はいずれも「移入例」とみられる。