関東や九州地方での長雨や日照不足の影響で、ジャガイモやニンジンなど野菜の出荷量が減少し、卸価格が高騰している。

日照不足や長雨の影響で販売価格が高騰しているジャガイモなどの売り場=14日、浦添市内

 7月中旬まで(1~14日)に、沖縄県中央卸売市場に茨城や千葉県など関東地方から出荷されたニンジンは前年同期比65・5%減の29トンと落ち込んだ。1キロ当たりの平均取引価格は2・7倍の348円まで上昇した。

 長崎など九州地方から出荷されたジャガイモは41・7%減の56トンで、価格は2・6倍の462円。タマネギの出荷量は昨年とほぼ横ばいだが、価格は1・3倍の137円となった。4~5月の生育期に長雨と日照不足が重なり、品薄で高値となった。

 同市場によると、九州豪雨の影響で物流が止まっており、市場関係者は今後も野菜価格の高騰が続くとみる。同市場を運営する沖縄協同青果の担当者は「今後は入荷先が九州から東北に変わっていくが、東北でも現在雨が続いている。今後も価格が下がらないのではないか」と予想した。

 コープおきなわによると、ジャガイモとニンジンの販売価格は例年より100円ほど上がっているという。担当者は「カレーやサラダなど、家庭でよく使われる品なので、あまり高くは提供したくないが厳しい状況が続いている」と話した。

 また、「九州豪雨の影響で小松菜やホウレンソウなどの葉野菜も今後も価格が上がるのではないか」と懸念を示した。(政経部・又吉朝香)