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「検査受けてない人多い」「客入り最高だった」 米軍基地近くの店員をコロナ検査 全員陰性でもぬぐえぬ不安

2020年7月15日 07:28

 【北谷】県が急きょ行った北谷町内でのPCR検査で、14日に判明した結果は130人全員が陰性だった。検査を受けた飲食店従業員からは「ひと安心」と安堵(あんど)が広がる一方、「呼び掛けが急で行けなかった」「対象者はもっといる」と不安を拭いきれない声も上がった。

買い物客が行き交う北谷町美浜のアメリカンビレッジ=14日午後

 日頃は多くの米軍関係者が飲食を楽しむ姿がある同町美浜。現在は米軍関係者の姿はほぼ見当たらない。4日の米国独立記念日には「オープン以来、最高の客入り」で、米軍関係者を中心に約150人が訪れたという飲食店もこの日はがらんとしていた。

 同店の男性従業員(40)はオーナーの勧めで検査を受けた。ネットニュースで「全員陰性」を知ったといい、「ほっとはしているが、あれだけ多くの米軍関係者があちこちで飲み歩いていた。どこかで感染が広がっていないかと心配はある」と話した。

 同じ店で働く男性(23)は「受けたかったが、検査場で感染しないかと不安があったので行かなかった」と説明した。別の店で働く20代の男性も「呼び掛けが急で行けなかった。次があれば受けたい」と話した。

 同僚3人と検査を受けた町内のバーに勤める女性(32)=宜野湾市=は「陰性でほっとひと安心」と胸をなで下ろしながらも「あの日の客や従業員は130人どころではない。検査を受けていない人も多いのでは」と不安げな表情を浮かべた。

 米軍関係者の基地外住宅が多く並ぶ同町砂辺や宮城はジョギングや犬の散歩をする外国人の姿がちらほら。飲食店の従業員の男性(23)も陰性で「安心した」と喜ぶ一方「15日からは店の感染対策のレベルを以前のように引き上げたい」と気を引き締めていた。

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