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コロナ感染の米兵 先月末に沖縄入り 経由の嘉手納基地でPCR検査なし 沖縄で拡大の契機か

2020年7月15日 08:50

 【平安名純代・米国特約記者】新型コロナウイルスに感染した米軍普天間飛行場所属の米兵のうち、少なくとも2人が米シアトルから嘉手納基地経由で沖縄入りしていたことが14日までに分かった。6月末に到着しており、在沖米軍基地で、感染が広がるきっかけになった可能性がある。両空港では体温検査と健康に関する質問票の記入のみで、PCR検査は実施しておらず、どこで感染したのかは不明という。機内で感染が拡大していた可能性もある。米軍の水際対策が問われそうだ。(1面参照)

(資料写真)米軍嘉手納基地

 複数の米政府関係者が本紙の取材に明らかにした。

米政府関係者によると、2人は6月末、沖縄到着後に微熱が確認され、海軍病院での検査で感染が判明した。現在は、基地内の指定施設で隔離措置中という。

 2人が搭乗したフライトは、米軍関係者用の米政府チャーター機「パトリオット・エクスプレス」で、シアトルから横田基地(東京都福生市など)、岩国基地(山口県岩国市)を経由し、嘉手納基地に到着する。現在は月に10便程度が運航されている。

 シアトルと嘉手納の両空港では、熱や喉の痛みがあったかなど過去14日間の症状や病歴、滞在国などに関する質問表の記入と、体温検査のみで、PCR検査は実施されていない。

 嘉手納基地のキャリー司令官は10日の声明で、米軍関係者の感染は、渡航関連のほか感染源が特定できない症例もあるなどと指摘。感染が拡大する恐れもあるとの見方を示していた。

 米軍は米国を出発する際と沖縄に到着する際には、米兵らにそれぞれ14日間の隔離措置を講じる、とされている。

 日本では、羽田空港と成田空港でPCR検査を実施している。13日には、米国から羽田空港に到着した複数の米軍関係者がウイルス検査を受け、感染が確認されている。


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