沖縄タイムス+プラス ニュース

「いじめられないか」基地で働く親たちの不安 教師の一言で欠席者が増加

2020年7月18日 05:50

 「基地従業員の子どもだからと、学校でいじめられるんじゃないか」-。新型コロナウイルスの感染者が確認された沖縄県内の米軍基地で働く男性従業員は不安を抱き、子どもを今週から欠席させた。

(資料写真)学校

新型コロナに関する出席停止に関する文科省の衛生管理マニュアル

(資料写真)学校 新型コロナに関する出席停止に関する文科省の衛生管理マニュアル

 「感染しているわけでもないのに、何で欠席させないといけないのか」。当初は疑問を持っていた別の男性従業員も、周囲で欠席者が複数出たことから「登校したら、うちの子がいじめの標的になる」とやむなく子ども2人を欠席させた。

 ある女性従業員は先週、学校へ迎えに行った時、保護者に「基地従業員だよね。大丈夫なの?」と冷ややかな目で声を掛けられた。「誰にどう見られているか分からない」。制服姿での送迎や外出をやめ、人目を避けるようになった。

 収束の見えない基地内感染。従業員は差別や偏見を恐れ、強い不安とストレスを抱えている。

■つらい決断

 新型コロナウイルスの感染者が確認された県内の米軍基地で働く男性従業員は先週、子どもに「自分は学校を休むのか」と聞かれた。学校で担任から「親が基地で働いている人は休んでもいい」と言われたという。男性はそんな必要はないと答え、学校に通わせていた。

 だが保護者と教諭間のLINEでは、ある保護者が書いた「欠席させる」とのメッセージに、担任が「残念ですが、安全と健康のために仕方ない」と返信。欠席者が増え、男性は子どもに今週から休むよう伝えた。


もっと詳しく。有料会員ならこんな記事も読めます。

沖縄の米軍基地の集団感染 発端は米本土部隊から

報告書から異例の「辺野古」削除 海兵隊の沖縄への強いこだわり

「翁長が恋しいです」流れ呼んだ妻の訴え 沖縄県知事選

月額550円で有料記事が月100本読み放題の「ライトプラン」もございます。 

 
連載・コラム
きょうのお天気
アクセスランキング
ニュース 解説・コラム
24時間 1週間