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翁長知事「守ってあげられずごめんなさい」 被害者追悼の県民大会

2016年6月20日 12:33

 昨年5月の新基地建設反対で結集した県民大会の熱気とは違い、追悼の深い悲しみと事件への激しい怒りが入り交じった今回の大会。炎天下に集まった約6万5千人(主催者発表)のまなざしが、舞台上の翁長雄志知事に集まっていた。

あいさつをする翁長雄志知事=19日午後、那覇市・奥武山公園陸上競技場

 喪服姿の翁長知事は登壇者席に座ってからの約1時間、翁長知事が眼鏡を外し、ハンカチで顔を拭う場面があった。この日は「父の日」。自身にも2人の娘がいる。被害者の父親のメッセージが読み上げられた時、まばたきが早まったように見えた。

 戦後71年、本土復帰44年を経ても変わらない沖縄の現実を改めて突き付けられた事件に対し、県民の思いをくみ、そして本土や国外に何を訴えるべきか。あいさつ直前まで口を一文字に結び、険しい表情を崩さず、ペンを握りながら自身が読み上げる原稿を何度もチェックしていた。

 翁長知事のあいさつは約7分間。今月1日に被害者の遺棄現場を訪れ、献花したことに触れ「心の底から『あなたを守ってあげることができなくてごめんなさい』という言葉が出てきた」と、政治家として知事としての思いを語った。

 さらに、沖縄の叫びが聞こえないふりをする本土側、日米両政府に対し「私たちは心を一つにして、強い意志と誇りをもってこの壁を突き崩していかなければならない」と県民に呼び掛け、子や孫の将来を思うウチナーグチで締めくくった。

 「グスーヨー、マケテーナイビランドー ワッターウチナーンチュヌ、クワッウマガ、マムティイチャビラ、チバラナヤーサイ」(負けてはならない。ウチナーンチュは子や孫を守るため、頑張ろう)。

 この日一番の拍手と指笛が会場を包む中、知事の表情が少しだけ緩んだ。

沖縄県知事 翁長雄志の「言葉」

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