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基地従業員「診察を拒否された」 県内の一部病院で制限 組合に相談20件

2020年7月18日 10:09

 米軍基地内での新型コロナウイルス感染者の急増を受け、基地従業員やその家族が、沖縄県内の一部の病院で、診療や入院患者への面会を制限されている事例が発生している。全駐労沖縄地区本部(與那覇栄蔵委員長)には、17日までに少なくとも20件ほどの相談が寄せられた。

(資料写真)病院

 全駐労によると、診察を拒否されたり、事前に決まっていた手術や健康診断を見送るよう伝えられたりしたケースがあった。

 本島中部のある病院では10日から、2週間以内に米軍基地に入った人などへの院内立ち入りを制限する貼り紙を掲示。風評被害の懸念を受け17日に撤去した。病院は本紙の取材に「当初は情報がない中で何らかの対策を、と考えての対応だった」と説明。現在は従来通り、県外から来た人や体温の高い人などを制限している。

 県の糸数公保健衛生統括監は17日の記者会見で、「基地従業員でも(感染者と)接触していない人もたくさんいる」とし、病院での基地の出入りなどの確認については「基地従業員だからといって、さらにそうするのは疑問」と話した。

 與那覇委員長は「医療を受ける権利を差別されることはあってはならない」と強調。速やかなPCR検査の実施などを求めている。


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