沖縄タイムス+プラス ニュース

コロナ禍「内定もらえるか不安」56.2% 沖縄の大学・専門学生就活 民間団体が調査

2020年7月20日 05:10

 就職活動に取り組む県内の大学生、専門学生のうち56・2%が新型コロナウイルスの影響で採用人数が減るなどして希望業界・企業に内定がもらえるかを不安に感じていることが18日までに分かった。地域の中小企業と若者をつなげる活動をする民間団体「ミライ企業プロジェクト」(本部・大阪府)の沖縄事務局が県内の学生1026人を対象に実施した調査で明らかになった。

(イメージ写真)就活面接をする人事の男性=フリー写真素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)

就職活動での不安

(イメージ写真)就活面接をする人事の男性=フリー写真素材ぱくたそ(www.pakutaso.com) 就職活動での不安

 新型コロナによる不安はこのほか「採用人数の減少や内定取り消しがないか」が24・2%、「就職先の経営状況」と「希望業界・企業のスケジュール変更」がそれぞれ7・6%だった。

 事務局は「業種によっては採用人数が減る可能性が高いが、志望以外に視野を広げ、本当に自分がやりたい、必要とされる仕事は何かを考えるチャンスでもある」と指摘。学内で就活を支援する部署や教員に相談し、情報収集することが必要とした。

 就活で新型コロナの影響を受けたかについては48・3%が「受けた」、51・7%が「受けなかった」と回答した。

 事務局は「学生によっては県内で新型コロナの感染が本格化する2月以前に業界研究セミナーなどに出席し、志望企業と接して比較的順調に就活が進んでいるケースも多い」と分析。卒業する前の年次など、早期に企業研究や就活に取り組む重要性を強調する。

 一方、調査では内定を得た学生からも「本来はもっと多くの企業を研究し、内定した企業が自分に合っているかを確かめたかった」などの意見もあった。

 具体的な影響については「企業の合同説明会の中止」が32・2%で最多だった。「就活の長期化を意識した」も8・9%で、学生の不安を解消するため、大学や企業による情報提供が求められている。

 調査は5月15~25日、インターネットを利用して実施。琉球大、沖縄国際大、沖縄大、名桜大、那覇日経ビジネス、日経ビジネスなどの協力を得て計1026人が回答した。(社会部・銘苅一哲、運動部・溝井洋輔)

連載・コラム
きょうのお天気
アクセスランキング
ニュース 解説・コラム
24時間 1週間